KAMI KARTE

大国主神

おおくにぬしのかみ

大国主神の絵

傷ついた者に手を差し伸べ、国をつくった神

どんな神さま?

出雲の国づくりをなしとげた、日本の神話を代表する神さまです。はじめの名前は大穴牟遅神。おおぜいの兄たちの荷物もちをさせられていましたが、きずついた因幡の白兎をただひとり助け、美しい八上比売にえらばれました。

それをねたんだ兄たちに二度も命をうばわれ、そのたびに母神と女神たちの力でよみがえります。のがれた先の根の国では、須佐之男命から、蛇の部屋、むかでと蜂の部屋、野原の火ぜめといった試練をあたえられました。妻となる須勢理毘売や、ねずみの助けでのりこえ、須佐之男命から「大国主神となって国をおさめよ」とみとめられます。小さな神の少名毘古那神と力を合わせて国をつくり、人びとに病気のなおし方や、作物をまもる方法を教えました。

やがて高天原から使いが来ると、子どもたちの考えを聞いたうえで、国を天の神にゆずります。そのかわりに、天にとどくほど高い宮殿を建ててもらい、目に見えない世界をおさめる神となりました。それが島根県の出雲大社です。『古事記』では五つの名前をもち、縁むすびの神、福の神として、いまも広く信仰されています。弱い者によりそい、何度たおれても立ちあがる神さまです。

登場する主な神話

  • 因幡の白兎
  • 根の国の試練
  • 大国主の国づくり
  • 国譲り

解説:記紀の記述と神社の伝承を書き分けています。(日本の神さま365編集部)

基本情報

見出し表記
大国主神
読み
おおくにぬしのかみ
区分
記紀の神
主な出典
古事記
別名・表記
  • 大己貴神 おおなむちのかみ
    日本書紀表記・① 記紀本文で同一神・異名
  • 大穴牟遅神 おおなむぢのかみ
    古事記表記(亦名)・① 記紀本文で同一神・異名
図鑑番号
K00103

三柱守護神としての役割

子年の守り本尊・千手観音菩薩の主守護神治す・癒やす・結ぶ大国主神は、因幡の白兎を救う神話に代表されるように、傷ついた存在へ手を差し伸べる神です。

神さまホスピタルでの配役

No.2 医局医師治す・医療の中心

同じ神とされることがある神さま

大国主神 / 大物主神① 記紀本文で同一神・異名(日本書紀 神代上第八段一書第六)日本書紀の一書では大国主神の亦の名に大物主神が挙がる。古事記では別の神として語られるため、カルテは分けて相互リンク

祀る主な神社

関連する神さま

暦に登場する日

縁結びの神さまとして主役をつとめる日5月14日出雲大社 例祭出雲大社の例祭(大祭礼)の日。出雲大社に祀られる、国づくりの神さまです。