今日の神さま稚日女尊
機で神の衣を織っているところへ、馬が投げこまれました。仕事の最中に、思わぬことで驚かされました。
あなたなら、どうしますか?
四つの魂から、今日の自分に近いものを一つ選んでください。
神さまのエピソード
神の衣を織っていた機屋の女神
神の衣を織っていた、若い太陽の女神です。『日本書紀』の一書に登場します。稚日女尊は、高天原の清らかな機織りの御殿で、神にささげる衣を織っていました。そこへ、あばれていた須佐之男命が、まだら毛の馬の皮をはいで、御殿のなかへ投げこみます。おどろいた稚日女尊は、機からころげ落ち、手にもっていた機織りの道具の梭で、体をきずつけて亡くなってしまいました。
これを知った天照大御神は、「あなたにはまだ悪い心がある。もう顔を合わせたくない」と言って、天の岩戸にこもります。世界が闇につつまれる、あの大事件のひきがねになったのです。『古事記』では、同じ場面で亡くなるのは、名前のない機織りの女でした。『日本書紀』の一書は、それを、りっぱな名前をもつ女神として語っています。
名前は「若い、日の女」という意味です。天照大御神には「大日孁貴」という別名があります。「大いなる日の女」。それにたいして「若い日の女」。そこで、天照大御神の妹、あるいは子、または天照大御神の若いころの姿、などと考えられています。兵庫県神戸市の生田神社は、この女神をまつる社です。神功皇后の船が海ですすめなくなったとき、この女神が「私は生田の地にいたい」と告げたと伝えられます。縁むすびと、ものごとを生み育てる神として、親しまれています。
一霊四魂(いちれいしこん)とは
人の心は、一つの霊「直霊(なおひ)」と、それぞれ働きの異なる四つの魂からできているという考え方です。四つの魂は、勇・親・愛・智の四つの徳に対応するとされます。魂みくじでは、この四つから今日のあなたの魂を一つ選びます。
一霊四魂は、古典に見える荒魂・和魂・幸魂・奇魂をもとに、近代の神道思想で体系づけられた考え方です。「今日の一歩」は日本の神さま365編集部からの提案です。
