記紀本文(仲哀天皇の皇后、神功皇后)。日本書紀の表記は「気長足姫尊」。住吉大社・香椎宮などに祀られる
神託を受けて、大きな使命へ進んだ皇后
どんな神さま?
神のお告げを受けて、大きなつとめへとすすんだ皇后です。神功皇后の名前で知られます。第十四代・仲哀天皇の皇后で、第十五代・応神天皇の母にあたります。新羅の王子・天之日矛の血をひく、と『古事記』は伝えます。
天皇とともに九州にいたとき、皇后に神がかりして、お告げがありました。「西のほうに、金や銀のかがやく、ゆたかな国がある。その国をあたえよう」。ところが天皇は、「高いところから西を見ても、海しか見えない」と信じませんでした。神は怒り、天皇はまもなく亡くなってしまいます。皇后があらためて神の名をたずねると、天照大御神と、住吉の三柱の神だとわかりました。
皇后は、おなかに子をやどしたまま、神の教えにしたがって、海をわたります。出産をおくらせるため、腰に石をまきつけた、と伝えられています。大小の魚が船をせおってはこび、追い風をうけて、船は波のままにすすみました。帰ってきた皇后は、九州で応神天皇を生みます。その地を「宇美」と呼ぶのは、そのためです。神を信じ、身重の体で大きなつとめをはたした、強い女性。安産と子育ての神として、福岡県の香椎宮や宇美八幡宮、大阪の住吉大社などにまつられています。八幡さまの母神でもあります。
登場する主な神話
- 神功皇后の段(記紀)
解説:記紀の記述と神社の伝承を書き分けています。(日本の神さま365編集部)
基本情報
- 見出し表記
- 息長帯比売命
- 読み
- おきながたらしひめのみこと
- 区分
- 記紀の神(副:祭祀の神)
- 主な出典
- 古事記・日本書紀
- 別名・表記
- 神功皇后 じんぐうこうごう
通称(サイト表示)・表記ゆれ(漢風諡号) - 気長足姫尊 おきながたらしひめのみこと
日本書紀表記・② 記紀間の対応
- 神功皇后 じんぐうこうごう
- 図鑑番号
- K00371
