舞で世界を明るくした女神
どんな神さま?
舞の力で世界に光をとりもどした女神です。天照大御神が天岩戸にこもったとき、天宇受売命は岩戸の前に桶をふせ、その上にのって足をふみならし、神がかりして力いっぱい舞いました。そのようすに八百万の神々はどっと笑い、高天原がゆれるほどだったといいます。
外のにぎわいをふしぎに思った天照大御神が「私がかくれて暗いはずなのに、なぜ楽しそうなのか」とたずねると、天宇受売命は「あなたよりとうとい神がいらっしゃるので、よろこんでいるのです」と答えました。この機転が、岩戸をひらくきっかけになります。
天孫降臨では、道の分かれめに立つ見知らぬ神に、ひとりで向かっていきました。どんな相手にも気おくれしない神として選ばれたのです。その神が猿田毘古神で、のちに天宇受売命は彼を送りとどけ、その名をついで猿女君の祖となりました。海の魚たちを集めて「天つ神の御子に仕えるか」とたずねたとき、なまこだけが答えなかったので、その口を小刀でさいたという話も伝わります。芸能の神として、いまも多くの人に信仰されています。
登場する主な神話
- 天岩戸
- 天孫降臨
解説:記紀の記述と神社の伝承を書き分けています。(日本の神さま365編集部)
基本情報
- 見出し表記
- 天宇受売命
- 読み
- あめのうずめのみこと
- 区分
- 記紀の神
- 主な出典
- 古事記
- 別名・表記
- 天鈿女命 あめのうずめのみこと
日本書紀表記・② 記紀間の対応
- 天鈿女命 あめのうずめのみこと
- 図鑑番号
- K00023
