隠岐の三つ子の島につけられた名
どんな神さま?
大八島国の三番目に生まれた隠伎之三子島の、もうひとつの名前です。いまの島根県の隠岐諸島にあたります。淡路島、四国につづいて、日本海にうかぶこの島々が生まれたと『古事記』は語ります。
「三つ子の島」という名前は、隠岐の島々のならび方に由来すると考えられています。隠岐は、大きな島後と、西ノ島・中ノ島・知夫里島の三つがよりそう島前からなります。この三つの島を三つ子に見立てたとする説がよく知られています。別名の「忍許呂別」は、「忍」がおしなべてひとつにまとめること、「許呂」がこりかたまることをあらわすとされ、島々がよりあつまったようすによる名とも考えられています。
本州からはなれた島が、なぜ三番目という早い順番で生まれたのでしょうか。隠岐は、古くから日本海の海の道の要所でした。大陸や北陸、出雲を行き来する船にとって大切な目じるしであり、中つぎの地だったのです。国生みの順番には、昔の人びとにとっての島の重みがあらわれていると考えられています。
登場する主な神話
- 国生み
解説:記紀の記述と神社の伝承を書き分けています。(日本の神さま365編集部)
基本情報
- 見出し表記
- 天之忍許呂別
- 読み
- あめのおしころわけ
- 区分
- 記紀の神
- 主な出典
- 古事記
- 図鑑番号
- K00024
