※この解説は、出典の確認を続けています。
大国主神と重ねられた福の神
どんな神さま?
米だわらの上にのった、にこにこ顔の福の神です。七福神のひとりで、「大黒さま」と親しまれています。頭にずきんをかぶり、左のかたに大きな袋をかつぎ、右手に打ち出の小づちをもっています。ふれば、ほしいものが何でも出てくる、ふしぎな小づちです。
この神は、もとは、インドの神さまでした。しかも、いまのやさしい姿とはちがって、たたかいと死をつかさどる、おそろしい顔の神でした。体の色が黒いので、「大いなる黒」、大黒天といいます。それが仏教にとり入れられ、中国では、お寺の台所にまつられる、食べものの神になりました。日本には、比叡山をひらいた最澄が伝えた、といわれます。お寺の台所の守り神として、広まっていきました。
やがて、「大黒」と「大国」が、どちらも「だいこく」と読めることから、国づくりの神・大国主神と、重ねてまつられるようになります。大国主神も、大きな袋をかついで旅をした神でした。こうして、おそろしいインドの神は、袋をかついで笑う、日本の福の神に生まれかわったのです。家の中心の太い柱を「大黒柱」と呼ぶのは、台所の神をそこにまつったからです。神の使いは、ねずみ。大国主神を火のなかからすくった、あのねずみです。えびすさまとならんで、商売繁盛、五穀豊穣の神として、信仰されています。
登場する主な神話
- (記紀の神話には登場しません)
解説:記紀の記述と神社の伝承を書き分けています。(日本の神さま365編集部)
基本情報
- 見出し表記
- 大黒天
- 読み
- だいこくてん
- 区分
- 習合・信仰の神
- 主な出典
- 七福神。大国主神と習合
- 図鑑番号
- K00425
