※この解説は、出典の確認を続けています。
川の女神に始まる音楽と福の神
どんな神さま?
音楽と知恵、そして福をさずける女神です。七福神のなかで、ただひとりの女性の神さま。「弁天さま」と親しまれています。もとは、インドの、大きな川の女神でした。川の流れる音は、美しい音楽のよう。そこから、音楽の神、よどみなく流れる言葉の神、知恵の神になりました。仏教にとり入れられて、日本に伝わります。
日本では、琵琶という楽器をかかえた、美しい女神の姿でえがかれます。水の神ですから、池や川、海のほとり、とくに小さな島に、よくまつられました。神奈川県の江の島、滋賀県の琵琶湖にうかぶ竹生島、広島県の宮島は、「日本三大弁天」と呼ばれます。そして、同じ水の女神である、宗像の市寸島比売命と、同じ神として、重ねてまつられるようになりました。
もとの名前は「弁才天」。弁舌と才能の神、という意味です。それが、いつしか「才」が「財」にかわって、「弁財天」とも書かれるようになり、お金や宝をさずける神としても、信仰されるようになりました。鎌倉には、わき水でお金をあらうと、ふえてもどってくる、という弁天さまがあります。神の使いは、白い蛇。巳の日は、弁天さまの縁日です。音楽や芸ごとが上手になりたい人、話すのが上手になりたい人、商売をする人が、手を合わせます。水のように、ゆたかな福をはこぶ女神です。
登場する主な神話
- (記紀の神話には登場しません)
解説:記紀の記述と神社の伝承を書き分けています。(日本の神さま365編集部)
基本情報
- 見出し表記
- 弁財天
- 読み
- べんざいてん
- 区分
- 習合・信仰の神
- 主な出典
- 七福神。市寸島比売命と習合
- 図鑑番号
- K00424
