天若日子の父である天上の神
どんな神さま?
国譲りの物語に登場する、天上の神さまです。高天原から地上へつかわされた天若日子の父にあたります。名前は「天上の国の霊」をあらわすとされ、高天原の国そのものの力を神さまにした名と考えられています。
息子の天若日子は、地上を天の神にゆずらせるための使いでした。ところが大国主神の娘と結婚し、八年たっても知らせをよこしません。ようすを見にきた雉を矢で射ると、その矢は高天原までとどき、投げ返された矢に当たって、天若日子は亡くなってしまいます。
泣き声は風にのって天までとどきました。天津国玉神は、天若日子の妻子とともに地上へ降りてきて、嘆き悲しみ、喪屋を建てて葬儀を行います。『古事記』によれば、雁が食べものを運び、鷺がほうきを持ち、かわせみが料理をし、雀が米をつき、雉が泣く役をつとめ、八日八夜にわたって歌い舞ったといいます。子を失った親の悲しみと、古い時代の葬儀のようすを伝える場面です。
登場する主な神話
- 国譲り
- 天若日子の葬儀
解説:記紀の記述と神社の伝承を書き分けています。(日本の神さま365編集部)
基本情報
- 見出し表記
- 天津国玉神
- 読み
- あまつくにたまのかみ
- 区分
- 記紀の神
- 主な出典
- 古事記
- 図鑑番号
- K00013
