KAMI KARTE

大年神

おおとしのかみ

大年神の絵

穀物の実りをもたらす「年」の神

どんな神さま?

穀物のみのりをもたらす、「年」の神さまです。『古事記』では、須佐之男命と、山の神の娘・神大市比売のあいだに生まれました。お稲荷さまとして知られる宇迦之御魂神は、きょうだいにあたります。

「とし」という言葉は、もともと稲のみのりを意味していました。稲が育って実るまでのひとめぐりが「ひととし」、つまり一年です。大年神は、そのみのりをもたらす神と考えられています。神話のなかで活やくする場面はありませんが、三柱の妻とのあいだに、たくさんの子が生まれました。国の魂の神、かまどの神、庭や屋敷の神、山の神、土の神、そして稲の神である御年神。くらしと米づくりをささえる神々の、大きな家族の父なのです。

お正月に家いえにやってくる「年神さま」は、この神のこととされます。門松は年神さまをむかえる目じるし、鏡もちはそのおそなえです。子どもたちが楽しみにしているお年玉も、もとは年神さまの魂を分けていただく丸いおもちだった、という説があります。西日本には大歳神社という名の社が多く、村の田の神としてまつられてきました。新しい年のしあわせとみのりを運んでくれる、だれにとっても身近な神さまです。

登場する主な神話

  • 須佐之男命の系譜
  • 大年神の系譜

解説:記紀の記述と神社の伝承を書き分けています。(日本の神さま365編集部)

基本情報

見出し表記
大年神
読み
おおとしのかみ
区分
記紀の神
主な出典
古事記
図鑑番号
K00110
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暦に登場する日

縁結びの神さまとして主役をつとめる日12月31日大晦日大晦日は「おおとし」とも呼ばれます。新しい年の実りをもたらす、年の神さまです。