KAMI KARTE

神活須毘神

かむいくすびのかみ

神活須毘神の絵

大年神の妻・伊怒比売の父神

どんな神さま?

『古事記』の大年神の系譜に、名前だけが見える神さまです。穀物の神・大年神の妻となった伊怒比売の、父として記されています。『古事記』のほかの書物には名前が見えず、物語も伝わっていません。どんな神なのかを知る手がかりは、名前と、家族のつながりだけです。

名前を分けてみると、「神」はたたえる言葉、「活」はいきいきとした命の力、「すび」は、ものを生み出すふしぎな力をあらわす「むすひ」とかかわるとされます。高御産巣日神や神産巣日神の「むすひ」と同じ言葉です。神々しく、いきいきと、ものを生み出す力。そんな意味の名前と考えられています。「す」を住まいのこととみて、いきいきとした住まいの霊をあらわすとする説もあります。

この神の娘の伊怒比売は、国の魂の神、海の向こうにゆかりのある神、日の光の神、暦の神という、五柱の子を生みました。孫たちの顔ぶれはとてもゆたかです。命を生み出す力の神から娘が生まれ、その娘が穀物の神と結ばれて、国をささえる神々が生まれる。名前だけの神さまですが、その名前には、命が次の世代へとつながっていくことへの願いがこめられているようです。祖父母の代があって、いまの私たちがいる。そんなことを思わせる神さまです。

登場する主な神話

  • 大年神の系譜

解説:記紀の記述と神社の伝承を書き分けています。(日本の神さま365編集部)

基本情報

見出し表記
神活須毘神
読み
かむいくすびのかみ
区分
記紀の神
主な出典
古事記
図鑑番号
K00134

関連する神さま

暦に登場する日

縁結びの神さまとして主役をつとめる日7月21日第15章 大年神の子孫伊怒比売の父として、大年神の系譜に名が見える神です。名は神々しく生き生きとした住まいの霊を表すとする説があります。