KAMI KARTE

伊怒比売

いのひめ

伊怒比売の絵

大年神の妻、五柱の神の母

どんな神さま?

『古事記』の大年神の系譜に登場する女神です。神活須毘神の娘で、穀物の神・大年神の妻となりました。大年神には三柱の妻がいて、伊怒比売はそのいちばんはじめに名前が出てきます。

この女神から生まれたのは、五柱の神です。国の魂をあらわす大国御魂神。朝鮮半島にゆかりの名をもつ韓神と曾富理神。明るい日の光の神とされる白日神。そして、暦や日の動きを知る神とされる聖神。土地の魂、海の向こうから伝わった文化、太陽、暦。米づくりと国づくりにかかせないものが、ずらりとならんでいます。

名前の意味ははっきりしませんが、出雲にある伊努という地名とかかわるとする説があります。『延喜式』には、出雲国に伊努神社の名が見えます。もともとは出雲の一地方でまつられていた女神だったのかもしれません。子どもたちのうち韓神は、のちに宮中でもまつられる大切な神になりました。穀物の神の妻が、遠い国にゆかりのある神々の母でもあるのは、稲作のわざそのものが海をこえて伝わってきたことの記憶と考える人もいます。物語のない女神ですが、子どもたちの名前が多くを語っています。

登場する主な神話

  • 大年神の系譜

解説:記紀の記述と神社の伝承を書き分けています。(日本の神さま365編集部)

基本情報

見出し表記
伊怒比売
読み
いのひめ
区分
記紀の神
主な出典
古事記
図鑑番号
K00072
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暦に登場する日

縁結びの神さまとして主役をつとめる日7月20日第15章 大年神の子孫神活須毘神の娘で、大年神の妻となり、大国御魂神や韓神など五柱の御子を生みました。