記紀本文(初代天皇)。日本書紀の表記は「神日本磐余彦尊」。橿原神宮・宮崎神宮に祀られる
東へ進み、初代天皇となった神さま
どんな神さま?
東へすすみ、初代の天皇となった神さまです。のちに神武天皇と呼ばれます。天から降りた邇邇芸命のひ孫で、鵜葺草葺不合命と玉依毘売のあいだに生まれた、四人きょうだいの末っ子です。九州の日向の地で、兄の五瀬命と語り合いました。「どこへ行けば、天下をやすらかにおさめられるだろう。東へ行こう」。
船で瀬戸内海をすすみ、長い年月をかけて、大阪の海にたどりつきます。ところが、大和の豪族とのたたかいで、兄がきずを負い、亡くなってしまいました。「日の神の子なのに、日に向かってたたかったのがよくなかった」。兄の言葉にしたがって、紀伊半島を南へまわり、熊野に上陸します。あらぶる神の毒気にたおれたときは、天からさずけられた太刀にすくわれました。けわしい山道では、天からつかわされた大きなからす・八咫烏が、道案内をしてくれます。
吉野では、土地の神々が、すすんでむかえてくれました。いくつものたたかいをへて、ついに大和をしずめ、橿原の地に宮を建てて、位につきます。兄を失い、たおれ、まよいながら、多くの助けをえて、目ざす地にたどりついた。ひとりの力ではなしとげられなかった、長い旅の物語です。奈良県の橿原神宮や、宮崎県の宮崎神宮にまつられています。
登場する主な神話
- 神武東征
- 八咫烏の先導
- 橿原での即位
解説:記紀の記述と神社の伝承を書き分けています。(日本の神さま365編集部)
基本情報
- 見出し表記
- 神倭伊波礼毘古命
- 読み
- かむやまといわれびこのみこと
- 区分
- 記紀の神(副:人物神)
- 主な出典
- 古事記・日本書紀
- 別名・表記
- 神武天皇 じんむてんのう
通称(サイト表示)・表記ゆれ(漢風諡号) - 神日本磐余彦尊 かむやまといわれびこのみこと
日本書紀表記・② 記紀間の対応
- 神武天皇 じんむてんのう
- 図鑑番号
- K00368
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