山をつかさどる、姫神たちの父神
どんな神さま?
日本の山々をつかさどる、大いなる山の神さまです。伊耶那岐神と伊耶那美神の神生みで、風の神、木の神につづいて生まれました。そのあと、野の神・鹿屋野比売神とともに、土や霧、谷の神々を生んでいます。名前は「大いなる山の神霊」という意味です。
この神は、神話のたいせつな場面に、父親として何度も登場します。八俣遠呂智の話で娘を食べられて泣いていた足名椎は、この神の子です。須佐之男命の妻となって穀物の神々を生んだ神大市比売も、この神の娘でした。そして、天から降りた邇邇芸命には、木花之佐久夜毘売と石長比売の姉妹をそろって送り出します。姉だけが返されたとき、「御子の命は花のようにはかなくなるでしょう」と告げたのもこの神です。
山の神でありながら、海の神としても信仰されてきました。愛媛県の大三島にある大山祇神社は、瀬戸内海のまんなかにあって、海をゆく武将たちがよろいや刀をおさめた社として知られます。娘が子を生んだことをよろこんで酒をつくったという伝えから、酒づくりの神ともされます。山は水を生み、水は田をうるおし、やがて海へそそぎます。すべてのめぐみのみなもとにいる神さまです。
登場する主な神話
- 神生み
- 八俣の大蛇退治
- 邇々芸命の結婚
解説:記紀の記述と神社の伝承を書き分けています。(日本の神さま365編集部)
日本三大金運神社
石川県の金剱宮、山梨県の新屋山神社、千葉県の安房神社は、「日本三大金運神社」と呼ばれることがあります。この神さまは、そのひとつ、山梨県の新屋山神社にまつられています。
じつは熊本県にも、金運向上の龍神をまつる神社があります。
その龍神は、暦には登場しません。「金運向上」の絵馬を掛けると、ごくまれに出会えるかも⁈
基本情報
- 見出し表記
- 大山津見神
- 読み
- おおやまつみのかみ
- 区分
- 記紀の神
- 主な出典
- 古事記
- 別名・表記
- 大山祇神 おおやまつみのかみ
日本書紀表記・② 記紀間の対応
- 大山祇神 おおやまつみのかみ
- 図鑑番号
- K00122
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