大八島国の最後に生まれた島
どんな神さま?
大八島国の八番目、いちばん最後に生まれた島です。ふつうは本州をさすとされます。伊耶那岐神と伊耶那美神は、淡路島、四国、隠岐、九州、壱岐、対馬、佐渡とじゅんに生み、最後にこの島を生みました。『古事記』は「この八つの島をまず生んだので、大八島国という」と記しています。日本の古い呼び名のひとつです。
名前の「大」と「豊」は、ほめ言葉です。「倭」は大和、いまの奈良県のあたり。「秋津」は、とんぼのこととする説と、みのりの秋をあらわすとする説があります。つまり「大いなる大和の、ゆたかなみのりの島」といった意味になります。別名は天御虚空豊秋津根別といいます。大和の国を中心にした呼び方なので、本州ぜんたいではなく、畿内のあたりだけをさすとする説もあります。
いちばん大きな島が、なぜ最後なのでしょうか。国生みの順番は、淡路島からはじまって、瀬戸内海を西へすすみ、九州から日本海をまわってもどってくるように見えます。船で海をめぐる人びとの目で、島々を数えているのです。そして旅のおわりに、都のある大きな島にたどりつく。『古事記』を書いた人びとにとって、ここが世界のまんなかでした。とんぼの飛ぶ、みのりの国。日本の古い自画像です。
登場する主な神話
- 国生み
解説:記紀の記述と神社の伝承を書き分けています。(日本の神さま365編集部)
基本情報
- 見出し表記
- 大倭豊秋津島
- 読み
- おおやまととよあきづしま
- 区分
- 記紀の神
- 主な出典
- 古事記
- 図鑑番号
- K00123
関連する神さま
- 伊邪那岐命(イザナギ) いざなきのかみ図鑑のページ
- 伊邪那美命(イザナミ) いざなみのかみ図鑑のページ
- 天御虚空豊秋津根別 あまつみそらとよあきづねわけ図鑑のページ
