「戸」の名をもつ神生みの神
どんな神さま?
伊耶那岐神と伊耶那美神の神生みで、はじめのころに生まれた神さまです。国生みを終えた二柱は、大事忍男神、石土毘古神、石巣比売神につづいて、この大戸日別神を生みました。そのあとに天之吹男神、大屋毘古神、風木津別之忍男神がつづきます。
名前の「大」はほめ言葉です。「戸」については、ふたつの考え方があります。ひとつは、住まいそのものをあらわすとする説。もうひとつは、家の出入口、つまり門や戸をあらわし、外からくる悪いものをふせぐ神とする説です。「日別」の「日」は、神のふしぎな力をあらわす言葉とされます。
前後の神々とあわせて見ると、岩と土、砂、戸、屋根ふき、屋根、風にたえる力、という順番になっています。これを、家を建てていく手順とみる説があります。土台をかため、戸口をもうけ、屋根をふいて、風にびくともしない家ができあがる、というわけです。いっぽうで、これらを家ではなく、生まれたばかりの大地のようすをあらわす自然の神々とみる説もあります。戸は、内と外をへだてるものです。戸をしめれば家族は安心してねむれます。戸をあければ、光と風と、お客さんが入ってきます。そのさかいめに立つ神さまです。
登場する主な神話
- 神生み
解説:記紀の記述と神社の伝承を書き分けています。(日本の神さま365編集部)
基本情報
- 見出し表記
- 大戸日別神
- 読み
- おおとひわけのかみ
- 区分
- 記紀の神
- 主な出典
- 古事記
- 図鑑番号
- K00113
