名に「風」をもつ神生みの神
どんな神さま?
伊耶那岐神と伊耶那美神の神生みで、はじめのころに生まれた神さまです。大事忍男神にはじまり、岩と土の神、戸口の神、屋根をふく神、屋根の神とつづいたあと、この神が生まれました。ここまでが、ひとまとまりの神々と考えられています。そのあとには、海の神、河口の神がつづきます。
物語はなく、名前の読み方にもふたつの説があります。「かざもくつわけのおしお」と読む説と、「かざけつわけのおしお」と読む説です。意味もはっきりしませんが、名前に「風」の字があることから、風にかかわる神と考えられています。「忍男」は、力づよくおしすすめる男、あるいは、たえしのぶ男という意味です。
前の神々を、家を建てる手順をあらわすとみる説では、この神は、風にたえる家のじょうぶさをあらわすと考えます。土台をかため、戸をつけ、屋根をふきおえた家が、強い風にもびくともしない。そこまでできて、家づくりは完成です。日本は、台風の通り道にあります。昔のかやぶきの屋根は、大風がふけば飛ばされてしまうこともありました。風にまけない家は、家族の命をまもるための、切実な願いだったのです。家づくりのしめくくりに、風にたえる神がいる。いかにも日本の神話らしいところです。
登場する主な神話
- 国生み・神生み
解説:記紀の記述と神社の伝承を書き分けています。(日本の神さま365編集部)
基本情報
- 見出し表記
- 風木津別之忍男神
- 読み
- かざもくつわけのおしおのかみ
- 区分
- 記紀の神
- 主な出典
- 古事記
- 図鑑番号
- K00130
関連する神さま
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