KAMI KARTE

一言主神

かずらきのひとことぬしのおおかみ

葛城之一言主之大神の絵

善も悪も一言で言い放つ葛城の神

どんな神さま?

よいことも悪いことも、ひとことで言いはなつ、葛城山の神さまです。『古事記』の雄略天皇の段に登場します。あるとき天皇が、おおぜいの役人に青い衣を着せて葛城山に登ると、向かいの尾根に、そっくり同じ姿、同じ人数の一行があらわれました。

おどろいた天皇が「この国に私のほかに王はいない。おまえはだれだ」と問うと、相手もまったく同じ言葉を返してきます。天皇は怒って弓をかまえさせ、相手も同じようにかまえました。名のりをもとめると、相手は答えます。「私は、悪いこともひとこと、よいこともひとことで言いはなつ神。葛城の一言主の大神である」。天皇はおそれかしこまり、刀や弓矢、お供の者たちの着ていた衣までぬがせてささげました。神は手をうってよろこび、山のふもとまで天皇を見送ったといいます。

あらあらしい王として知られる雄略天皇が、ただひとり頭を下げた相手です。ひとことで運命をきめる、言葉の力をもつ神なのです。奈良県御所市の葛城一言主神社は「いちごんさん」と親しまれ、ひとことの願いならかなえてくださる神として、多くの人がおとずれます。願いごとは、ひとつにしぼって。

登場する主な神話

  • 雄略天皇の葛城山行幸

解説:記紀の記述と神社の伝承を書き分けています。(日本の神さま365編集部)

基本情報

見出し表記
葛城之一言主之大神
読み
かずらきのひとことぬしのおおかみ
区分
記紀の神
主な出典
古事記
別名・表記
  • 一言主神 ひとことぬしのかみ
    通称(サイト表示)・表記ゆれ(略称)
図鑑番号
K00131

神さまホスピタルでの配役

No.22 相談生活相談員・支援相談員声を受け止め、必要な支援へつなぐ

暦に登場する日

縁結びの神さまとして主役をつとめる日10月18日第20章 英雄と天皇の時代古事記の雄略天皇の段で、葛城山で天皇と同じ姿の一行として現れました。悪いことも良いことも一言で言い放つ神と名のります。