満ち足りた面の名をもつ男神
どんな神さま?
世界のはじまりにあらわれた、神世七代の六代目の男神です。女神の阿夜訶志古泥神と対になっています。泥と砂の神、芽の神、大地の神のあとにあらわれ、次の七代目には、伊耶那岐神と伊耶那美神がつづきます。国生みのひとつ手前にいる神さまです。
名前の「おも」は顔、「だる」は足りること、満ちること。つまり「顔かたちが満ち足りて、ととのっている」という意味とされます。『日本書紀』では面足尊と書かれ、字からも意味がよくわかります。どろどろだった世界から大地ができ、芽が出て、とうとうすべてが欠けるところなくととのった。そのことをあらわす名前と考えられています。体がすっかりできあがったことをしめす、とする説もあります。
対になる女神の名は「ああ、おそれ多い」という感動の言葉です。そこで、この二柱の名前は、たがいにかけ合うほめ言葉だとみる説があります。男神が「みごとにととのった」と言い、女神が「ああ、すばらしい」とこたえるのです。のちの時代には、仏教の考えとむすびついて、各地の「第六天」の社でまつられるようになりました。ものごとが満ち足りたとき、それをよろこび、ことばにする。その大切さを伝える神さまです。
登場する主な神話
- 初発の神々(神世七代)
解説:記紀の記述と神社の伝承を書き分けています。(日本の神さま365編集部)
基本情報
- 見出し表記
- 於母陀流神
- 読み
- おもだるのかみ
- 区分
- 記紀の神
- 主な出典
- 古事記
- 図鑑番号
- K00126
関連する神さま
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