KAMI KARTE

阿夜訶志古泥神

あやかしこねのかみ

阿夜訶志古泥神の絵

「ああ、おそれ多い」の名の女神

どんな神さま?

世界のはじまりにあらわれた、神世七代の六代目の女神です。男神の於母陀流神と対になっています。神世七代は、はじめの二代がひとり神で、三代目からは男女の神がならんであらわれます。その最後の七代目が、伊耶那岐神と伊耶那美神です。

名前の「あや」は、おどろきや感動の声。「かしこ」は、おそれ多い、もったいないという気持ち。「ね」は女性をしたしんで呼ぶ言葉とされます。つまり「ああ、なんとおそれ多いこと」という、感動の言葉がそのまま名前になった女神です。『日本書紀』では惶根尊と書かれます。

対になる於母陀流神は、「おもだる」、つまり顔かたちが満ち足りてととのっているという意味とされます。男神が「みごとにととのった」と言い、女神が「ああ、おそれ多い」とこたえる。大地がかたまり、ものの形ができ上がったことを、ふたりでほめたたえているようです。このあとすぐ、伊耶那岐神と伊耶那美神が出会い、たがいに「ああ、なんとすてきな方」と声をかけ合って国を生みます。ほめる言葉、感動する言葉には、ものごとを生み出す力がある。そう信じた昔の人の心が、この名前にあらわれています。

登場する主な神話

  • 初発の神々(神世七代)

解説:記紀の記述と神社の伝承を書き分けています。(日本の神さま365編集部)

基本情報

見出し表記
阿夜訶志古泥神
読み
あやかしこねのかみ
区分
記紀の神
主な出典
古事記
図鑑番号
K00053

関連する神さま

暦に登場する日

縁結びの神さまとして主役をつとめる日1月19日第2章 神世七代神世七代の六代目で、於母陀流神と対になって現れた女神です。名は「ああ、おそれ多い」という感嘆の言葉を表すとされます。