子の数に入れられなかった島
どんな神さま?
伊耶那岐神と伊耶那美神が、国生みのはじめに生んだ島です。二柱は天の御柱をめぐって出会い、最初に水蛭子を、次にこの淡島を生みました。ところが『古事記』は、水蛭子と淡島は「子の数には入れない」と記しています。
なぜ数に入れられなかったのでしょうか。二柱が天つ神に相談して占ってもらうと、柱をめぐったとき女神が先に声をかけたのがよくなかった、という答えでした。そこでもう一度やり直し、こんどは男神から声をかけて、淡路島をはじめとする大八島国が生まれます。淡島は、うまくいかなかった最初のこころみの島なのです。
名前の意味や場所には、いくつもの説があります。泡のようにはかない島とする説、淡路島の近くの小島とする説などです。『古事記』の仁徳天皇の歌にも、海を見わたして「淡島」をながめる場面があります。『日本書紀』では淡洲と書かれます。失敗から始まり、やり直して国ができたと語るところに、日本の神話らしさがあらわれています。
登場する主な神話
- 国生み
- 仁徳天皇の国見歌
解説:記紀の記述と神社の伝承を書き分けています。(日本の神さま365編集部)
基本情報
- 見出し表記
- 淡島
- 読み
- あわしま
- 区分
- 記紀の神
- 主な出典
- 古事記
- 図鑑番号
- K00010
関連する神さま
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