KAMI KARTE

野見宿禰

のみのすくね

野見宿禰の絵

相撲の祖とされる出雲の力持ち

どんな神さま?

相撲の祖とされる、出雲の力もちです。『日本書紀』の垂仁天皇の段に登場します。大和の当麻というところに、当麻蹶速という、たいへんな力じまんの男がいました。「私より強い者は、この世にいない。命がけの力くらべをしてみたいものだ」と、いばっています。それを聞いた天皇が、「この男にかなう者はいないか」とたずねると、出雲の野見宿禰の名前があがりました。

さっそく呼びよせて、ふたりに力くらべをさせます。ふたりは向かい合って立ち、足をあげて、けり合いました。野見宿禰は、相手のあばら骨をけり折り、腰をふみくだいて、勝ちます。これが、相撲のはじまりとされています。昔の相撲は、いまとちがって、けりもゆるされる、はげしいものでした。野見宿禰は、そのまま朝廷にのこって仕えます。

この人は、力だけでなく、やさしい心と知恵ももっていました。そのころは、身分の高い人が亡くなると、仕えていた人びとを、いっしょにお墓にうめる、むごいならわしがありました。皇后が亡くなったとき、野見宿禰は、「生きた人のかわりに、土でつくった人や馬をならべましょう」と申し出ます。天皇はたいそうよろこびました。これが、はにわのはじまりと伝えられています。菅原道真公は、この人の子孫です。東京の両国には、この神をまつる社があります。

登場する主な神話

  • 当麻蹶速との力くらべ
  • 埴輪の起源

解説:記紀の記述と神社の伝承を書き分けています。(日本の神さま365編集部)

基本情報

見出し表記
野見宿禰
読み
のみのすくね
区分
記紀の神
主な出典
日本書紀(垂仁天皇の段)。相撲の祖
図鑑番号
K00392
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暦に登場する日

縁結びの神さまとして主役をつとめる日10月29日第21章 日本書紀の神々日本書紀の垂仁天皇の段で、出雲から召されて当麻蹶速と力くらべをした人物です。殉死に代えて埴輪を作ることを進言したとも伝わります。