KAMI KARTE

甕速日神

みかはやひのかみ

甕速日神の絵

剣の根もとの血から生まれた神

どんな神さま?

剣の根もとの血から生まれた神さまです。伊耶那岐神が火の神・火之迦具土神を斬ったとき、剣の先についた血からは、岩をさく三柱の神が生まれました。つづいて、剣の根もとについた血が岩に飛びちって、また三柱の神が生まれます。その最初が、この甕速日神です。次に樋速日神、そして建御雷神がつづきます。

名前の「甕」は、ここでは、かめのことではなく、「いかめしい」「おごそかな」という意味の「みか」をあらわすとされます。「速」は、いきおいのはげしいこと。「日」は、ふしぎな力のこと。「おごそかで、いきおいのはげしい、ふしぎな力」という意味になります。雷の力をあらわすとみる説があります。次に生まれる樋速日神は、火のいきおいの神。ふたりは対になっています。

建御雷神は、「建御雷之男神」とも書き、またの名を「建布都神」「豊布都神」といいます。その名前の「みか」と、この神の「みか」は、同じ言葉です。つまりこの神は、名前のうえでも、建御雷神の兄らしい神なのです。はげしいいなびかり、もえさかる火、そして雷と剣。三柱の兄弟は、空をさく雷のすさまじい力を、少しずつちがう面からあらわしています。その力は、のちに弟の建御雷神が国をしずめるときに、ぞんぶんにふるわれました。おごそかな、いなずまの力の神さまです。

登場する主な神話

  • 伊耶那美命の死(火の神を斬る場面)

解説:記紀の記述と神社の伝承を書き分けています。(日本の神さま365編集部)

基本情報

見出し表記
甕速日神
読み
みかはやひのかみ
区分
記紀の神
主な出典
古事記
図鑑番号
K00280

関連する神さま

暦に登場する日

縁結びの神さまとして主役をつとめる日3月8日第5章 火の神と伊耶那美の死迦具土神を斬った剣の根もとについた血が、岩に飛び散って生まれた神です。名の「ひ」は太陽や霊力を表すと考えられています。