壱岐の島につけられた柱の名
どんな神さま?
国生みで五番目に生まれた伊伎島の、もうひとつの名前です。伊伎島は、いまの長崎県の壱岐にあたります。伊耶那岐神と伊耶那美神が生んだ島には、人や神のような別名がつけられていて、壱岐の別名がこの天比登都柱です。
名前は「天一つ柱」と読みとかれます。広い海のなかに、ぽつんとひとつだけ立つ柱。あるいは、天に向かってそそり立つ柱。玄界灘にうかぶ島の姿を、天と地をつなぐ柱に見立てた名前と考えられています。国生みのはじめに二柱が「天の御柱」をめぐったように、柱は神話のなかで大切な意味をもつものでした。
壱岐は、九州と朝鮮半島のあいだにあって、古くから海の道の中つぎ地でした。中国の古い歴史書にも「一支国」として登場し、大陸との行き来をささえた島です。対馬とならんで大八島に数えられているのは、小さくても国にとって欠かせない島だったからでしょう。島には古い神社が数多く残り、神々の島とも呼ばれています。
登場する主な神話
- 国生み
解説:記紀の記述と神社の伝承を書き分けています。(日本の神さま365編集部)
基本情報
- 見出し表記
- 天比登都柱
- 読み
- あまひとつはしら
- 区分
- 記紀の神
- 主な出典
- 古事記
- 図鑑番号
- K00020
