※この解説は、出典の確認を続けています。
諏訪大社下社に祀られる建御名方神の妃
どんな神さま?
諏訪大社の下社にまつられる、建御名方神の妃です。長野県の諏訪湖のほとりに、諏訪大社はあります。湖の南に上社、北に下社。あわせて四つのお宮からなる、大きな神社です。上社には夫の建御名方神が、下社にはこの女神が、おもにまつられています。『古事記』や『日本書紀』には登場せず、くわしい物語は、書物にのこっていません。
けれども、土地の人びとは、この夫婦の神の言い伝えを、大切に語りついできました。冬、諏訪湖がすっかりこおると、氷が山のようにもり上がって、湖をよこぎる、長いすじができることがあります。これを「御神渡り」と呼びます。上社の男神が、下社の女神のもとへ、こおった湖をわたってかよった、その道のあとだ、というのです。氷のすじのでき方で、その年の天気や、作物のできを、うらないます。
下社には、春宮と秋宮という、ふたつのお宮があります。女神は、二月から七月までは春宮に、八月から一月までは秋宮に、おうつりになります。夏のおうつりのときには、大きな柴の舟を引いて、町をねり歩きます。春に山から里へ降りてきて、田をまもり、秋に山へ帰っていく、田の神の姿を伝えるものと考えられています。下諏訪の温泉は、この女神がおとした、おけしょうの湯からわいた、という言い伝えもあります。諏訪の人びとに愛される、女神です。
登場する主な神話
- (記紀の神話には登場しません)
解説:記紀の記述と神社の伝承を書き分けています。(日本の神さま365編集部)
基本情報
- 見出し表記
- 八坂刀売神
- 読み
- やさかとめのかみ
- 区分
- 祭祀の神
- 主な出典
- 諏訪大社下社の祭神。建御名方神の妃神。記紀には登場しない
- 図鑑番号
- K00408
