小豆島につけられた女性の名
どんな神さま?
大八島国につづいて生まれた六つの島のひとつ、小豆島の別名です。伊耶那岐神と伊耶那美神は、八つの大きな島を生んだ帰りがけに、さらに六つの島を生みました。吉備児島につづく二番目が小豆島で、いまの香川県の小豆島にあたります。瀬戸内海で、淡路島の次に大きな島です。
島には女性の名前がつけられました。意味については、いくつかの説があります。ひとつは、稲の苗をたばねるわらのことをあらわすとする説です。田植えのとき、苗をたばねるのは大切な仕事でした。もうひとつは、「大きな野」のある地形をあらわすとする説です。どれも決め手はなく、定まっていません。
「あずきしま」という古い島の名前は、小豆がとれたからとも、形が小豆に似ているからともいわれます。小豆島は、瀬戸内海のまんなかにあって、大和と九州をむすぶ船がかならず近くを通る島でした。応神天皇がこの島にあそんだという話も伝わっています。いまはオリーブやしょうゆ、そうめんの島として知られ、おだやかな海と山のけしきが人びとをひきつけます。千三百年前に女神の名前でよばれた島は、いまも瀬戸内のゆたかなくらしを伝えています。
登場する主な神話
- 国生み(六島)
解説:記紀の記述と神社の伝承を書き分けています。(日本の神さま365編集部)
基本情報
- 見出し表記
- 大野手比売
- 読み
- おおのてひめ
- 区分
- 記紀の神
- 主な出典
- 古事記
- 図鑑番号
- K00117
