粘土を表すとされる土の男神
どんな神さま?
ねんどをあらわすとされる、土の男神です。火の神・火之迦具土神を生んだ伊耶那美神は、大やけどを負って、床にふしました。その苦しみのなかで、はいたものからは鉱山の神が、ふんからは土の神が、尿からは水の神と、作物を生む神が生まれます。波邇夜須毘古神は、ふんから生まれた土の神で、女神の波邇夜須毘売神と対になっています。
名前の「はに」は、きめがこまかくて、ねばりけのある土、つまりねんどのことです。「はにわ」の「はに」と同じ言葉です。「やす」は、こねて、やわらかくすること。ねんどをよくこねて、土器をつくるのにちょうどよい土にすることをあらわすとされます。ふんから生まれるのは、色や形が似ているからだ、と考えられています。
火の神が生まれたすぐあとに、金属の神、土の神、水の神が生まれます。これは、火をつかって人がものをつくりはじめたことをあらわしているようです。ねんどをこねて形をつくり、火でやくと、かたい土器になります。土器ができて、はじめて人は、ものをにて食べ、水や穀物をたくわえることができるようになりました。また、ふんは、田畑の土をこやす大切なこやしでもあります。土をつかう仕事、やきものや、壁をぬる左官、畑をたがやす人びとの神として、信仰されています。
登場する主な神話
- 国生み・神生み
解説:記紀の記述と神社の伝承を書き分けています。(日本の神さま365編集部)
基本情報
- 見出し表記
- 波邇夜須毘古神
- 読み
- はにやすびこのかみ
- 区分
- 記紀の神
- 主な出典
- 古事記
- 図鑑番号
- K00246
