※この解説は、出典の確認を続けています。
人が生まれた土地を守る神さま
どんな神さま?
人が生まれた土地をまもる神さまです。『古事記』や『日本書紀』の神話に出てくる、ひとりの神の名前ではありません。それぞれの土地に、それぞれの産土神がいます。あなたが生まれた町にも、村にも、かならず、その土地をまもる神さまがいる。昔から、人びとは、そう信じてきました。
「うぶすな」は、「産」と「土」、あるいは「産」と「砂」と書きます。赤ちゃんが生まれるところの、土や砂、という意味です。昔は、お産をする小屋に、その土地の砂をしいた、ともいわれます。人は、その土地の土から生まれ、その土地の水と食べものをいただいて育つ。だから、生まれた土地の神は、その人を、生まれる前から死んだあとまで、一生まもってくれる。たとえ遠くへ引っこしても、そのつながりは切れない、と考えられました。
赤ちゃんが生まれて、ひと月ほどたつと、「お宮まいり」をします。これは、その土地の神に、「この子が生まれました。どうぞおまもりください」と、あいさつをする行事です。七五三も、成人のお祝いも、産土の神への報告でした。もとは、一族の祖先をまつる「氏神」や、土地をしずめる「鎮守の神」とは、べつのものでしたが、いまでは、同じように呼ばれることが多くなっています。ふるさとの、あの神社。そこにいるのが、あなたの産土神です。
登場する主な神話
- (記紀の神話には登場しません)
解説:記紀の記述と神社の伝承を書き分けています。(日本の神さま365編集部)
基本情報
- 見出し表記
- 産土神
- 読み
- うぶすながみ
- 区分
- 習合・信仰の神
- 主な出典
- 民間信仰。生まれた土地を守る神
- 図鑑番号
- K00418
