東照大権現としてまつられた初代将軍
どんな神さま?
「東照大権現」としてまつられた、江戸幕府の初代将軍です。神話の神ではなく、戦国時代を生きぬいた、じっさいの人です。三河の国の小さな大名の子に生まれ、子どものころは、人質として、よその国でくらしました。がまんにがまんを重ね、少しずつ力をたくわえて、ついに天下をおさめます。そして、二百六十年もつづく、たたかいのない世の、もとをきずきました。
一六一六年、七十五歳で亡くなる前に、こう言いのこします。「なきがらは、久能山におさめなさい。一年がすぎたら、日光の山に小さなお堂を建てて、私をまつりなさい。私は、関東の守り神となろう」。そのとおり、まず静岡の久能山にほうむられ、久能山東照宮が建てられました。次の年、朝廷から「東照大権現」という神の名前がおくられ、栃木の日光にもまつられます。これが、日光東照宮です。
「東照」は、東からてらす、という意味。日光東照宮は、孫の三代将軍・家光によって、いまのような、きらびやかな姿に建てかえられました。一日じゅう見ていてもあきないといわれる陽明門、「見ざる・言わざる・聞かざる」の三びきのさる、ねむり猫のほりものが有名です。世界遺産にもなっています。その後、全国に東照宮が建てられました。がまん強く、平和な世をひらいた人。出世、勝負運の神として信仰されています。
登場する主な神話
- (人物神のため、記紀の神話には登場しません)
解説:記紀の記述と神社の伝承を書き分けています。(日本の神さま365編集部)
基本情報
- 見出し表記
- 徳川家康公
- 読み
- とくがわいえやすこう
- 区分
- 人物神
- 主な出典
- 東照大権現。日光東照宮・久能山東照宮の祭神
- 図鑑番号
- K00386
