金運・商売繁盛の龍神
どんな神さま?
水をつかさどる、龍の神さまです。熊本県菊池市の、神龍八大龍王神社にまつられています。『古事記』や『日本書紀』の神話には登場しません。「八大龍王」は、もとは仏教の神で、仏の教えをまもる、八柱の龍の王のことです。
仏教の古いお経には、お釈迦さまの教えを聞くために、八柱の龍の王が、たくさんの家来をつれてあつまってきた、と書かれています。龍は、雲をよび、雨をふらせる力をもつ、とされました。日本に伝わると、もとからあった水の神、龍神の信仰とむすびつきます。そして、雨をめぐむ神、水をおさめる神として、各地の池や川、滝、山の上にまつられるようになりました。日でりのとき、人びとは、八大龍王に雨ごいをしました。
熊本県菊池市は、阿蘇の外輪山のふもとにあり、清らかな水にめぐまれた土地です。山からわき出た水は、川となって平野をうるおし、古くから米どころとして知られてきました。水は、田をうるおし、作物を育て、やがて富を生みます。そこから、この神社には、金運や商売繁盛を願う人びとが、おとずれるようになりました。龍は、天にのぼる生きもの。運気を上げ、ものごとを大きく育てる力のしるしでもあります。日でりの年には雨を、大雨の年にはおだやかな流れを。人びとは昔から、龍の神に、水のめぐみを祈ってきました。水に感謝し、願いをたくす。そんな祈りを受けとめる、龍の神さまです。
登場する主な神話
- (記紀の神話には登場しません)
解説:記紀の記述と神社の伝承を書き分けています。(日本の神さま365編集部)
基本情報
- 見出し表記
- 神龍八大龍王神
- 読み
- しんりゅうはちだいりゅうおうしん
- 区分
- 習合・信仰の神
- 主な出典
- 龍神信仰。神龍八大龍王神社(熊本県菊池市)の祭神
- 図鑑番号
- K00428
暦に登場する日
主役をつとめる日は、次の年の暦から予定しています。
