京都・晴明神社にまつられる陰陽師
どんな神さま?
京都の晴明神社にまつられる、平安時代の陰陽師です。神話の神ではなく、じっさいに生きた人です。陰陽師とは、星や月の動きを見て、こよみをつくり、よい日や方角をうらない、わざわいをはらう、朝廷の役人のことです。晴明は、天皇や貴族たちにあつく信頼され、八十歳をこえるまで、はたらきつづけました。
あまりにすぐれたうらないをしたので、やがて、たくさんのふしぎな言い伝えが生まれます。母は、和泉の国の、信太の森のきつねだった。目に見えない「式神」という鬼をあやつって、用事をさせていた。その式神を、妻がこわがるので、家の近くの橋の下にかくしておいた。草の葉を投げて、かえるをつぶしてみせた。花山天皇が、ひそかに位をおりて寺へ向かう夜、空の星を見て、それを知った、という話もあります。
亡くなってまもなく、一条天皇の命令で、屋敷のあとに晴明神社が建てられた、と伝えられています。神社のしるしは、ひとふでで書ける星の形、五芒星。晴明がつかった、魔よけのしるしです。「晴明桔梗」とも呼ばれます。境内には、晴明がふしぎな力でわかせたという井戸があり、その水は病気にきく、といわれてきました。魔よけ、厄よけの神として、いまも多くの人がおとずれます。小説や映画でも、たいへん人気があります。
登場する主な神話
- (人物神のため、記紀の神話には登場しません)
解説:記紀の記述と神社の伝承を書き分けています。(日本の神さま365編集部)
基本情報
- 見出し表記
- 安倍晴明公
- 読み
- あべのせいめいこう
- 区分
- 人物神
- 主な出典
- 晴明神社の祭神
- 図鑑番号
- K00414
祀る主な神社
- 晴明神社 京都府公式サイト
