KAMI KARTE

伊氐波神

いではのかみ

伊氐波神の絵

羽黒山にまつられる出羽の国の神

どんな神さま?

羽黒山にまつられる、出羽の国の神さまです。出羽の国は、いまの山形県と秋田県にあたります。『古事記』や『日本書紀』には登場しません。「いでは」は、「出羽」の古い読み方です。出羽の国の魂、つまり、この土地そのものの神とされています。山形県の羽黒山にある出羽神社に、稲の神とともにまつられています。

羽黒山、月山、湯殿山。この三つの山を、出羽三山と呼びます。千四百年ほど前、都をのがれてきた皇子が、三本足の大きなからすにみちびかれて、羽黒山にたどりつき、山をひらいた、と伝えられています。「羽黒」という名前は、そのからすの黒い羽にちなむ、といわれます。それからずっと、山にこもってきびしい修行をする、山伏たちの山として、信仰されてきました。

羽黒山は「いま」のしあわせを、月山は「死んだあと」のやすらぎを、湯殿山は「生まれかわり」を祈る山、とされます。三つの山をめぐることは、いちど死んで、新しく生まれかわる旅なのです。羽黒山のいただきまでは、二千四百四十六段の石段がつづきます。樹齢数百年の杉並木のなかに、国宝の五重塔が、しずかに立っています。雪の深い月山と湯殿山は、冬はおまいりできないので、羽黒山のいただきに、三つの山の神をあわせてまつっています。東北の人びとの、心のよりどころの神さまです。

登場する主な神話

  • (記紀の神話には登場しません)

解説:記紀の記述と神社の伝承を書き分けています。(日本の神さま365編集部)

基本情報

見出し表記
伊氐波神
読み
いではのかみ
区分
祭祀の神
主な出典
出羽三山神社(出羽神社)の祭神。出羽の国の神
図鑑番号
K00388

祀る主な神社

暦に登場する日

縁結びの神さまとして主役をつとめる日7月15日出羽三山神社 花祭り月山・羽黒山・湯殿山の神を祀る出羽三山神社(山形)の例大祭、花祭りの日です。